イタリア・ミラノで路面電車脱線、2人死亡、40人負傷
現場はミラノ中央駅から近い繁華街で、多くの通行人や買い物客が行き交う地域だ。
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イタリア北部ミラノ中心部で27日午後、路面電車が脱線する事故が発生し、少なくとも2人が死亡、40人余りが負傷した。地元当局が明らかにした。事故は市中心部の通りで発生、脱線した車両が店舗に突っ込んだ。現場はミラノ中央駅から近い繁華街で、多くの通行人や買い物客が行き交う地域だ。
事故を起こしたのはミラノ交通公社(ATM)が運行する路面電車で、同社でも比較的新しい車両だった。目撃者によると、電車は通常通り運行していたが、何らかの理由で線路を外れ、制御を失って建物に突っ込んだ。この事故で車両内部や周囲にいた人々が重軽傷を負った。警察と消防が現場に駆け付け、乗客や通行人の救助にあたった。13台の救急車が出動し、負傷者は市内の病院に搬送された。
消防の報道官は声明で、「これまでに2人の死亡を確認した」と述べた。市当局は事故原因の解明に全力をあげており、線路設備や車両の技術的な不具合、運転手の操作ミスなど複数の可能性を視野に調査を進めている。現時点で明確な原因は判明していない。
ATMは声明で、事故に深い衝撃を受けていると表明し、被害を受けた人々とその家族に哀悼と支援の意を示した。また、関係当局と緊密に連携し、事実関係と原因究明に協力すると述べた。市長を含む行政当局者も事故現場を訪れ、救助活動の進捗を確認した。
現場周辺はこの日、ファッションイベントの期間中であったため、多くの観光客や住民で賑わっていた。同市はミラノ・コルティナ五輪を成功裡に終え、まもなくパラリンピックを迎える予定でもある。こうした中で発生した事故は、市民や訪問客に大きな衝撃を与えた。
地元メディアやSNS上には現場の様子を撮影した映像や目撃談が投稿され、事故直後の混乱した状況が伝えられている。ある通行人は「突然大きな衝撃音がし、地面が揺れたように感じた」と述べ、事故の激しさを概説した。
ミラノ当局は今回の事故を受けて公共交通機関の安全対策の強化を検討するとともに、同種様事故防止に向けた具体的な対応策を急ぐ方針を示している。事故原因の詳細が明らかになるまでには時間を要すると見られ、警察と専門家による徹底的な調査が進められる予定である。
