◎ストラスブールには欧州議会がある。
フランス東部ストラスブール、線路(Getty Images)

フランス東部ストラスブールを出発した列車内で煙が検知され、欧州議会関係者を含む乗客が一時避難を余儀なくされた。地元当局が10日、明らかにした。

それによると、10日の現地時間午後2時45分、約20人の消防士が駅に到着し、列車内を確認したという。

この列車の一部は欧州議会議員の関係者用に確保されていた。負傷者は報告されておらず、発煙の原因も明らかになっていない。

デンマーク選出の議員はX(旧ツイッター)にコメントを投稿。「駅構内は騒然としているが、ケガ人はいないと聞きほっとしている」と書き込んだ。

ストラスブールには欧州議会がある。

ストラスブールからベルギー・ブリュッセルへの列車が一時停止したことにより、同地域の鉄道網は混乱した。

フランス国鉄SNCFはXへの投稿で、「この事故により、10日夕方頃まで東部路線のダイヤに影響が出る」と利用者に呼びかけた。

現地時間午後4時50分頃、列車は運転を再開した。

欧州議会は本会議が開かれるストラスブールと、事務・委員会本部があるブリュッセルの両方で運営されている。

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