ドイツ旅客列車脱線、3人死亡、原因調査中=国鉄
事故は同州リートリンゲン近郊で午後6時10分頃に発生。列車には約100人の乗客が乗っていた。
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ドイツ南部バーデン・ヴュルテンベルク州で旅客列車が脱線し、少なくとも3人が死亡、複数人が負傷した。警察が27日、明らかにした。
それによると、事故は同州リートリンゲン近郊で午後6時10分頃に発生。列車には約100人の乗客が乗っていた。
警察は4人が亡くなったと発表したが、その後3人に訂正した。
負傷者の数やケガの程度は明らかになっていない。
ドイツ鉄道(国鉄)は事故が起きたことを確認。「2両が何らかの理由で脱線した」と述べ、「詳細は調査中である」とした。
脱線の原因は明らかになっていない。
ドイツ通信社(dpa)は当局者の話しとして、「土砂もしくは倒木が線路を塞いだ可能性がある」と伝えている。
気象台によると、この地域では前日から広い範囲で大雨となり、複数カ所で土砂崩れが確認されたという。
この旅客列車はバーデン・ヴュルテンベルク州のジークマリンゲンからウルムに向かっていた。
メルツ(Friedrich Merz)首相はSNSへの投稿で犠牲者と遺族に哀悼の意を表した。
またメルツ氏は関係閣僚に対し、必要なあらゆる支援を提供するよう命じたと明らかにした。