▽参加者の多くが高校生と大学生で、ミツォタキス首相に辞任を要求した。
![](https://kagonma-info.com/wp-content/uploads/2025/02/2025年2月7日/ギリシャ、首都アテネ、23年の鉄道事故に抗議するデモ(AP通信).jpg)
ギリシャの首都アテネで7日、23年に発生した鉄道事故の調査が遅れていることに抗議するデモが行われ、数千人が参加した。
現地メディアによると、参加者の多くが高校生と大学生で、ミツォタキス(Kyriakos Mitsotakis)首相に辞任を要求したという。
デモ隊は「人殺し!」と叫びながら市中心部の通りを行進。数百人の警察官が周辺に配備された。
この事故は中部ラリサで23年2月末に発生。350人以上を乗せた旅客列車と貨物列車が正面衝突し、57人が死亡。同国史上最悪の鉄道事故となった。
事故原因は駅長が線路のポイント切り替えを行わなかったためとされている。
鉄道運営事業社ヘレニック・トレインは2台の列車を同じ線路に誤って誘導したとして、駅長を懲戒処分にした。
事故調査の遅れは保守政権への圧力を強めている。この悲劇はすでに大規模な抗議と政治的論争を引き起こしている。