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米テスラ、欧州の月間販売台数40%急落、反マスク運動続く 25年7月

マスクCEOがトランプ政権から離れて数カ月。テスラ不買運動が収まる兆しは見えない。
トランプ米大統領(右)とイーロン・マスク氏(ロイター通信)

欧州自動車工業会(ACEA)が28日に公表したデータによると、電気自動車(EV)大手テスラの先月の販売台数は前年同月比で40%急落したという。

マスク(Elon Musk)CEOがトランプ政権から離れて数カ月。テスラ不買運動が収まる兆しは見えない。

ACEAによると、EU加盟27カ国におけるテスラの25年7月の販売台数は前年同月比で40%急落。一方、テスラのライバルである中国BYDの欧州販売台数は前年比で34%急増した。

BYDは前月に引き続き絶好調で、欧州の自動車販売全体に占めるシェアは1.1%に達した。テスラは0.7%である。

テスラ株は28日午後の取引で1.5%下落した。

マスク氏は欧州の政治に介入し、極右候補を支持し、イギリス首相を「刑務所行きに値する邪悪な暴君」と呼び、ドイツ人に対して「反移民政党”ドイツのための選択肢(AfD)”に投票しなければ、同国は非常に、非常に大変なことになる」と発言するなど、多くの欧州人を怒らせた。

テスラはマスク氏に対する反発が続く中、現行モデルの老朽化やライバルEVブランド(特に中国)との競争激化など、他の要因にも悩まされている。トランプ自動車関税もそのひとつだ。

専門家はこの販売不振について、「マスク氏が元親友のトランプ(Donald Trump)大統領や欧州の極右政治家たちを受け入れたことでテスラのブランドが深く傷つき、打撃を与えている」と指摘している。

テスラの25年第2四半期(4~6月)の世界販売台数は前年同期の44万3956台から38万4122台に減少。この期間、マスク氏はトランプ政権から離れ、販売台数回復への期待が高まっていた。

欧州の自動車市場は堅調に推移している。

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