スウェーデン、米テスラ新車登録台数84%減、過去最悪の落ち込み 25年8月
テスラはマスク氏に対する反発が続く中、現行モデルの老朽化やライバルEVブランド(特に中国)との競争激化など、他の要因にも悩まされている。
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スウェーデンの自動車協会モビリティ・スウェーデンは1日、同国における米電気自動車(EV)大手テスラの25年8月の新車登録台数が前年同月比84%減の210台になったと報告した。
テスラのマスク(Elon Musk)CEOがトランプ米政権を離れて数カ月。欧州のテスラ不買運動が収まる兆しは見えない。
モビリティ・スウェーデンによると、テスラ車の先月の新車登録台数は過去最悪の落ち込みを記録したという。
欧州自動車工業会(ACEA)は8月28日、テスラの7月の販売台数が前年同月比で40%急落したと報告していた。
一方、テスラのライバルである中国BYDの欧州販売台数は前年比で34%急増した。
マスク氏は欧州の政治に介入し、極右候補を支持し、イギリス首相を「刑務所行きに値する邪悪な暴君」と呼び、ドイツ人に対して「反移民政党”ドイツのための選択肢(AfD)”に投票しなければ、同国は非常に、非常に大変なことになる」と発言するなど、多くの欧州人を怒らせた。
テスラはマスク氏に対する反発が続く中、現行モデルの老朽化やライバルEVブランド(特に中国)との競争激化など、他の要因にも悩まされている。トランプ自動車関税Z(25%)もそのひとつだ。