ジョージア首都で反政府集会、数万人参加、野党が地方選挙ボイコットする中
地方でも主要野党が選挙をボイコットする中、与党「ジョージアの夢」への抗議活動が続いている。
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ジョージアの首都トビリシで4日、政府与党に抗議するデモが行われ、数万人が参加した。
現地メディアによると、警察は大統領官邸への侵入を試みた暴徒に放水砲と催涙ガスを浴びせたという。逮捕者と負傷者の情報はない。
地方でも主要野党が選挙をボイコットする中、与党「ジョージアの夢」への抗議活動が続いている。
野党はジョージアの夢がロシアに屈服し、その勢力圏に加わろうとしていると主張している。
参加者は国旗やEUの旗を掲げて市内を行進した。
ジョージアでは昨年11月以来、EU加盟交渉を停止するというジョージアの夢に抗議する小規模なデモが続いている。
ジョージアの夢は近年ますます権威主義的になっており、物議を醸す反スパイ法を法制化したり、LGBTQ+(性的少数者)の権利を侵害する「反LGBTQ法」を成立させた。
ジョージアの夢は24年11月、欧州議会の非難決議採択を受け、EU加盟交渉を2028年まで凍結した。
ジョージアの夢は2008年の南オセチア紛争でロシアに滅多打ちにされたにもかかわらず、ロシアとの関係をリセットしたいと考えている。
ロシアはこの紛争で南オセチアとアブハジアの分離主義勢力を支援し、ジョージアを3分割した。
野党は与党がデモ参加者、人権団体、NGO、独立系メディアを標的とする法律で多角的な弾圧を続ける中、大小さまざまな集会を展開している。