◎イベント参加者は長さ数メートルの範囲に敷き詰められた炭の上をはだしで歩いたと伝えられている。
スイスの警察当局は15日、チューリヒの湖畔で熱した炭の上を歩いた25人が重軽傷を負ったと明らかにした。
チューリヒ州警察によると、事故は14日の夕方頃に行われた企業のプライベートイベント中に発生した。
イベント参加者は長さ数メートルの範囲に敷き詰められた炭の上をはだしで歩いたと伝えられている。その後、25人が痛みを訴えた。
警察によると、救急車10台で負傷者の治療にあたったという。25人が現場で手当てを受け、そのうち13人が病院に搬送された。
警察は現場を封鎖し、調査を開始した。
地元紙「ブリック(Blick)」によると、この企業イベントはマーケティング会社「ゴールドバッハ(Goldbach)」が主催したという。現場には社員ら約150人がいた。
別のオンラインメディアは参加者のコメントを引用し、「CEOは自発的なイベントに参加した社員が炭の上をはだしで歩き負傷したと報告を受けた」と報じた。
ゴールドバッハのフランク(Michi Frank)CEOは15日、地元メディアの取材に対し、「この火渡りは適切な準備のもとに行われた」と説明したうえで、負傷者の一刻も早い回復を願い、適切な支援を提供すると申し出た。