▽この男性は1月29日の夜、首都ストックホルム近郊の自宅で何者かに撃たれ、死亡した。
スウェーデンの検察当局は1日、イスラム教の聖典コーランを繰り返し燃やしたイラク人男性が殺害された事件について、警察が逮捕した5人の釈放を命じたと明らかにした
この男性は1月29日の夜、首都ストックホルム近郊の自宅で何者かに撃たれ、死亡した。
男性は昨年、ストックホルム市内でコーランの写しを燃やしたり、冒とくするデモを複数回行ったとして逮捕・起訴された。
この事件は世界中で話題となり、多くのイスラム国家で批判が殺到。暴動や騒乱に発展した。
ストックホルム地方裁判所は30日に男性ともう1人の被告に判決を言い渡す予定であったが、この事件を受け、判決を2月3日に延期した。
警察は男性が遺体で見つかってから数時間後、殺人の疑いで5人を逮捕したと発表した。
ストックホルム検察は声明で、「5人が男性の殺害に関与したという疑いは弱まり、勾留する理由がない」と述べた。
また検察はストックホルム警察の殺人課が捜査を続けていると述べた。
警察はコメントを出しておらず、5人がどのような経緯で逮捕されたかは明らかになっていない。