ギリシャ北部の住宅地で爆弾が爆発、警察が捜査、負傷者も
テッサロニキ警察の組織犯罪課が捜査を主導している。
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ギリシャ北部テッサロニキの住宅地で爆発があり、警察が捜査している。現地メディアが26日に報じた。
それによると、テッサロニキ郊外にある刑務官協会の会長の自宅に爆発物が設置され、午前2時10分頃に爆発したという。
地元テレビ局は警察筋の話しとして、「何者かが約3キログラムの爆発物を設置・起爆した」と伝えている。
警察によると、爆発物は会長が住むアパートメントビルの正面玄関外に設置されていた。会長は1階に住んでいる。
AP通信者によると、この爆発で付近の建物も損壊。ケガ人も確認された。
隣のアパートに住む男性はAPの取材に対し、「非常に大きな音で目が覚めた」と語った。「窓の破片がベッドに落ち、血まみれになりました...」
この男性は病院で手当てを受け、その日のうちに退院した。
警察によると、爆発の数分前、近くの街路を歩く男性を目撃したという情報が複数寄せられているという。
爆発が刑務官協会の会長を狙ったものかどうかは不明。テッサロニキ警察の組織犯罪課が捜査を主導している。
ギリシャでは1980年代から数十年にわたり、極左過激派が活動してきた。また、その他の犯罪組織やギャングも小規模な爆弾テロや標的型殺人を行ってきた。