◎メタンフェタミン(俗称メス、スピード、チョークなど)はアンフェタミンより依存性が強く、簡単に作ることができるため、アヘンやヘロインに取って代わり、東南アジア・中東・西欧の主要な違法薬物となった。
2024年5月16日/スペイン、首都マドリードの警察本部、押収したメタンフェタミンとメディア関係者(AP通信)

スペイン警察は16日、メキシコのシナロア・カルテルが管理するメタンフェタミン流通ネットワークを解体し、1.8トンの違法薬物を押収したと発表した。

それによると、1回の摘発量としては過去最大規模だという。

警察の広報担当は記者団に対し、「バレンシアの人里離れた場所にある家屋を使ったメタンフェタミンを密輸したメキシコ人1人、スペイン人3人、ルーマニア人1人を逮捕した」と語った。

また広報担当は「バレンシアの6つの物件を家宅捜索し、数百万ユーロ相当のメタンフェタミン約1.8トンを押収した」と述べた。

メタンフェタミン(俗称メス、スピード、チョークなど)はアンフェタミンより依存性が強く、簡単に作ることができるため、アヘンやヘロインに取って代わり、東南アジア・中東・西欧の主要な違法薬物となった。

警察によると、このグループはバレンシアの拠点にメタンフェタミンを保管し、車を使って近隣諸国にそれを送っていたとみられる。

広報担当はシナロア・カルテルがスペイン国内に麻薬密売拠点や製造拠点を造ろうとしていると指摘した。

それによると、捜査は継続中であり、さらなる逮捕者が出る可能性もあるという。

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