◎サン・フェルミン祭の期間中、6頭の闘牛は毎日午前8時に解き放たれ、闘牛場までの約850mを疾走する。
スペイン北部ナバーラ州パンプロナで6日、伝統行事「サン・フェルミン祭(San Fermin Festival)」の開幕を告げる式典が行われ、数万人が参加した。
観光客を含むほぼ全ての参加者が白いズボンとシャツに赤いネッカチーフという伝統的な衣装を身に着け、歌い、叫び、ワインをかけあった。
サン・フェルミン祭の期間中(7月6日~15日)、6頭の闘牛は毎日午前8時に解き放たれ、闘牛場までの約850mを疾走する。
男たちは牛の固い角から身を守りつつ、牛と一緒に石畳の路地を走り抜け、男を磨くのである。もちろん女性も参加できる。
この牛追いレースは7日から始まる予定だ。
観客はコース沿いに設置されたバルコニーや木製のバリケードから観戦する。祭りの様子は全国で放送される。
レース後は食事、酒、ダンス、エンターテイメントを楽しむ。
サン・フェルミン祭りは米国の文豪アーネスト・ヘミングウェー(Ernest Hemingway)の小説「陽はまた昇る」で有名になった。