◎検察は2人とISISの関係について調べている。
シリア北部の難民キャンプ(Getty Images)

スペインの裁判所は11日、シリアの難民キャンプから本国に移送された女性2人を収監するよう命じた。

判事はこの決定について、「2人はイスラム国(ISIS)とつながりがあると疑われ、逃亡する恐れがある」と説明している。

国営RTVEテレビによると、判事は関係機関に保釈なしの収監を命じたという。

外務省は10日にこの女性2人と子供13人がシリアの難民キャンプから送還されたと発表していた。15人の個人情報は明らかにされていない。

日刊紙エル・パイスによると、女性2人はいずれもスペイン国籍で、夫と共に中東に渡り、未亡人になったという。子供13人のうち9人は女性2人が出産し、4人は孤児と伝えられている。

検察は2人とISISの関係について調べている。

報道によると、2人は首都マドリードに拠点を置くイスラム系組織の一員とみられる。この組織は組員を教化し、ISISを支援するためにシリアとイラクに組員を送ったと考えられている。

2人は夫と共に2014年にイラクに渡った。

2人の夫は戦死したと考えられている。15人は何年もシリアの難民キャンプで生活した。

外務省によると、子供たちは社会福祉施設に引き取られたという。

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