スペイン政府、イスラエル軍事企業との契約解除

政府は推定2億8500万ユーロ(約466億円)のSPIKE-LR2対戦車ミサイルシステム168基を開発・購入する予定であった。
スペインのサンチェス首相(Getty Images)

スペイン国防省は3日、イスラエルの軍事企業の子会社がスペインで製造する予定だった対戦車ミサイルシステムの購入をキャンセルすると発表した。

政府は推定2億8500万ユーロ(約466億円)のSPIKE-LR2対戦車ミサイルシステム168基を開発・購入する予定であった。

現地メディアによると、このシステムはイスラエルのラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズの子会社であるパプ・テノスによってスペインで開発される予定であった。

政府は23年10月3日にこの契約を結んだ。この4日後、パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスがイスラエル領内に攻め込み、紛争が勃発した。

スペイン政府はイスラエルへの武器輸出を停止したと表明しているが、一部の荷物が漏れたとの報告もある。

政府は昨年5月、ノルウェーおよびアイルランドと協調してパレスチナ国家を正式に承認した。

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