スロベニア議会、安楽死を認める法案可決、26年度中に施行予定
オーストラリア、カナダ、オランダ、ベルギーなどが安楽死を認めている。米国の一部州も同様の措置を講じている。
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スロベニアの国民議会(下院、定数90)が18日、安楽死を認める法案を賛成多数で可決した。
その対象は末期患者の成人。耐え難い苦痛に直面し、改善の見込みがない場合、安楽死を選択することができる。
地元メディアによると、議会は賛成50ー反対34(棄権3票)で法案を可決した。
同国では昨年、安楽死の是非を問う国民投票が行われ、有権者の55%が賛成に投じていた。
オーストラリア、カナダ、オランダ、ベルギーなどが安楽死を認めている。米国の一部州も同様の措置を講じている。
イギリス議会下院は先月、安楽死を認める法案を可決。上院で審議が続いている。
スロベニアのメディアによると、治療オプションが尽きることが安楽死を選択できる条件となり、精神疾患のある患者には適用されないとのこと。
この法律に反対する市民団体は18日、再度国民投票を実施するために署名を集める予定であると表明した。
この法律は26年度中に施行される予定である。