スロベニア、イスラエルとの武器取引を禁じる、ガザ大飢饉受け
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は1日午前の時点で6万138人、負傷者は14万6269人となっている。
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スロベニア政府がパレスチナ・ガザ地区におけるイスラエルの行動を受け、同国との武器取引を禁じると発表した。
スロベニアはイスラエル軍によるガザ地区での「兵糧攻め」を強く非難してきた。
ゴロブ(Robert Golob)首相は声明で、この取引禁止令をEU加盟国による初めての措置と呼び、「EUが協調した行動を取らない場合、スロベニアは単独で行動すると何度も述べてきた」と強調した。
またゴロブ氏はガザの現状を「壊滅的」と評し、イスラエル軍による国境封鎖や食料配給所におけるパレスチナ人の殺害を「恥ずべきもの」と糾弾した。
さらに、「ガザ市民は人道支援を得られずに餓死している」と述べ、EU指導部にさらなる行動を呼びかけた。
スロベニアは24年6月、アイルランド、ノルウェー、スペインに続き、パレスチナ国家を承認した。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は1日午前の時点で6万138人、負傷者は14万6269人となっている。
多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万~1万4000人と推定されている。