◎フィツォ政権は先月25日の発足後まもなく、ウクライナへの軍事支援を打ち切った。
スロバキアのフィツォ（Robert Fico）首相は24日、ロシアの侵略を受けるウクライナに兵器を送っても問題を解決することはできないという見方を示した。
フィツォ氏はチェコの首都プラハでフィアラ（Petr Fiala）首相と会談。その後の記者会見で、「ウクライナとロシアが交渉のテーブルに着くことを望む」述べたが、その方法には言及しなかった。
フィツォ政権は先月25日の発足後まもなく、ウクライナへの軍事支援を打ち切った。
チェコはウクライナを強く支持し、戦闘機、戦車、その他重火器を供与している。
フィアラ氏は「我々がいくつかの問題について異なる見解を持っていることを認識している」と述べ、スロバキアの政策に一定の理解を示した。
フィツォ氏もチェコの立場を尊重したうえで、「スロバキアはウクライナに人道支援を含む軍事支援以外の援助を送る用意がある」と強調した。
両国は1993年にチェコスロバキアが分裂して以降も親密な関係を保っている。
