▽事件は首都ストックホルムの西方約200キロに位置するエーレブルの学校で4日正午頃に発生。容疑者も死亡した。
スウェーデン中部エーレブルの成人向け中等学校で発生した銃撃事件について、地元当局は5日、これまでに容疑者を含む11人の死亡を確認し、6人が病院で治療を受けていると明らかにした。
事件は首都ストックホルムの西方約200キロに位置するエーレブルの学校で4日正午頃に発生。容疑者も死亡した。死因は明らかになっていない。
クリステション（Ulf Kristersson）首相はX（旧ツイッター）への投稿で犠牲者に哀悼の意を表し、「スウェーデン史上最悪の銃乱射事件」と述べた。
警察は5日未明の声明で、「容疑者は単独犯とみられ、現在のところ、テロ攻撃であることを示す証拠は確認されていない」と述べた。
警察は容疑者と犠牲者の身元を明らかにしていない。
負傷者を受け入れたエーレブル市内の病院の医師は公共放送スウェーデン・テレビ（SVT）の取材に対し、「5日午前7時時点で6人が治療を受けている。追加の入院患者はいない」と語った。
SVTは警察が4日午後遅くにエーレブルにある容疑者の自宅を家宅捜索したと伝えている。それによると、容疑者は35歳前後で、武器を所持する免許を持っていた。犯罪歴はないという。身元と国籍は不明。
