▽この事件は23年5月4日に発生。13歳の少年が学校内で銃乱射し、9人の同級生と警備員1人が死亡、6人が重軽傷を負った。
2023年5月6日/セルビア、首都ベオグラード、銃乱射事件の犠牲者を悼む人々(AP通信)

セルビア・ベオグラードの裁判所は12月30日、昨年発生した銃乱射事件の容疑者の両親に実刑判決を言い渡した。

この事件は23年5月4日に発生。13歳の少年が学校内で銃乱射し、9人の同級生と警備員1人が死亡、6人が重軽傷を負った。

少年は精神病院に収監されている。刑法の規定により、刑事責任には問われない。

ベオグラード地裁は父親に対し、育児を放棄し、公共の安全を脅かした罪で懲役14年6ヶ月。母親に懲役3年の実刑判決を言い渡した。

少年は自宅から銃器を持ち出したことを認めた。両親も銃器を適切に保管していなかったとして事件後すぐ逮捕された。

夫婦の弁護士は判決後、記者団に対し、「控訴する予定である」と語った。

この事件で娘を亡くした男性は地元テレビ局の取材に対し、「9人の子供と学校の警備員が殺されたにもかかわらず、誰も責任を問われないので、全く納得していない」と語った。

少年はます校内のホールで発砲。その後教室に向かい、発砲を続けた。

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