◎国民議会選(一院制、定数250)においては、ブチッチ大統領の与党・セルビア進歩党(SNS)が過半数を獲得する見通し。
2023年12月17日/セルビア、首都ベオグラード、ガッツポーズするブチッチ大統領(ロイター通信)

セルビアで17日、総選挙の投票が行われた。

地元メディアの出口調査によると、国民議会選(一院制、定数250)においては、ブチッチ(Aleksandar Vucic)大統領の与党・セルビア進歩党(SNS)が過半数を獲得する見通し。

ブチッチ氏は首都ベオグラードの会場で演説。モニターにSNSの得票率が47%と表示されると、こぶしを握り締めた。

野党の予想得票率は23~24%。SNSに大きく後れを取っている。

しかし、野党は地方議会選で議席を伸ばすと見込まれている。

国営テレビによると、ベオグラードの与野党の得票率差は約3%。接戦になるとみられる。

ブチッチ氏は勝利演説で「立ち止まってはならない」と支持者に呼びかけた。「我々は129議席を獲得すると予想されています。ありがとう!」

またブチッチ氏は「絶対安定多数を獲得できると確信している」と述べた。

集会には同国初の女性首相であるブルナビッチ(Ana Brnabic)氏も参加し、SNSの勝利を祝った。

ブルナビッチ氏は以前、多くの投票所で不正が横行しているという野党および民間の選挙監視団体の主張を一蹴。それを「とんでもないウソ」と呼んだ。

野党は選挙管理委員会とそのプロセスを「汚い」「不正まみれ」と非難している。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク