◎この事故はノビサド市中心部の鉄道駅の入り口で今月1日に発生。コンクリート製の天井が突然崩落し、6歳の少女を含む14人が死亡、3人が重傷を負った。
セルビア北部ノビサドで15日、同市の駅天井が崩落し、14人が死亡した事故の原因究明を求める集会が再開され、遺族を含む数十人が政府に説明を求めた。
この事故はノビサド市中心部の鉄道駅の入り口で今月1日に発生。コンクリート製の天井が突然崩落し、6歳の少女を含む14人が死亡、3人が重傷を負った。
この駅は近年2度改修工事が行われたものの、崩落した天井は工事に含まれていなかった。
デモ隊は横断幕を掲げて市内を行進し、駅前広場で集会を開いた。
野党はずさんな改修計画が事故を招いたとして、ブチッチ政権に責任を取るよう求めている。最後の落成式には多くの政府高官が出席していた。
検察は徹底的な調査を約束し、建設相も責任を取って辞任したが、今のところ刑事責任に問われた者はいない。
首都ベオグラードでも2週間前から連日抗議デモが行われている。デモ隊はブチッチ政権が事故をうやむやにし、責任を回避すると主張している。
ベオグラードの集会に参加した野党議員は15日、国会議事堂前で14分間交通を遮断する沈黙の抗議に加わった。現地メディアによると、逮捕者はおらず、集会は2時間ほどで終了したという。