◎北マケドニア国境にある税関事務所によると、9人は22日に保護されたという。
セルビアの国境警備隊は24日、ギリシャ発ポーランド行きのトラックの貨物室に隠れていた移民9人を保護したと発表した。
北マケドニア国境にある税関事務所によると、9人は22日に保護されたという。
税関職員はトラックの荷物をスキャンした際、アルミロールの中に人が隠れていることに気づき、警備隊に通報した。
国境警備隊によると、9人はアフガン、パキスタン、シリア出身の若者で、健康状態に問題はないという。
9人はギリシャでトラックに乗り込んだとみられる。地元メディアは警察筋の話を引用し、「運転手が人身売買に関与したとして拘束された」と報じている。
中東やアジアの紛争・貧困から逃れた亡命希望者はギリシャから北マケドニアを経由して西欧の豊かな国を目指す。
このルートは「バルカンルート」と呼ばれ、北マケドニアからセルビアに入り、そこからEU加盟国のハンガリー、クロアチア、ルーマニア、ポーランドなどに向かう。
人身売買組織は毎年このルートを使って数千人をドイツやフランスなどに送り込んでいる。