◎ロシア海軍は6月12~17日まで首都ハバナにとどまる予定。
ロシアとキューバの国旗(Getty Images)

ロシア国防省は11日、中米キューバに向かっている原潜と軍艦が大西洋で演習を行ったと発表した。

それによると、部隊は敵艦へのミサイル攻撃を想定した演習を行ったという。

同省は声明で、「部隊は600キロ以上離れた海上目標への攻撃をコンピューターでシミュレーションした」と述べた。

キューバ外務省によると、首都ハバナに入港するのはフリゲート艦、原潜、石油タンカー、曳船の4隻。

ロシアメディアによると、このフリゲート艦には新型の極超音速巡航ミサイル「ジルコン」が搭載されている。

このミサイルは巡洋艦、フリゲート艦、潜水艦向けに設計され、敵艦と地上の標的の両方に対して使用することができる。

プーチン(Vladimir Putin)大統領はジルコンについて、「音速の9倍の速さで1000キロ以上飛行し、西側の対ミサイル防衛を突破できる強力な兵器」と宣伝している。

キューバ外務省は先週の声明で、「いずれの軍艦も核兵器を搭載しておらず、地域の脅威にはならない」と言明していた。

ロシア海軍は6月12~17日までハバナにとどまる予定。

旧ソ連は1962年、キューバに核兵器を配備した。これは世界が最も核戦争に近づいた瞬間とみなされている。

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