▽ウクライナ軍によると、ロシアは東部ドネツク州の物流の拠点となっているポクロフスクに戦力を集中させているように見えるという。
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ウクライナ軍は16日、東部地域におけるロシア軍の攻撃が激しさを増していると明らかにした。
NATO当局は和平に向けて米露交渉が近づいていることから、ロシアがそれまでに占領地を広げ、交渉を有利に進めようとしている可能性があると指摘している。
トランプ(Donald Trump)大統領は先週、プーチン(Vladimir Putin)露大統領と電話会談し、ウクライナ戦争終結に向けた交渉を直ちに開始することで合意したと発表した。
これにより、ウクライナ問題でロシアを孤立させようとする西側の3年間の努力は突然打ち切られた。
ウクライナと他の欧州諸国はトランプ氏がウクライナに不利な形でロシアと取引するのではないかと懸念している。
米露当局者は今後数日間、サウジアラビアで協議を行い、トランプ氏の和平構想を前進させると予想されている。
ウクライナ軍によると、ロシアは東部ドネツク州の物流の拠点となっているポクロフスクに戦力を集中させているように見えるという。
ウクライナ軍は16日の声明で、「過去24時間の間にロシア軍と261回交戦した」と述べた。
またウクライナ軍は別の声明で、「16日夜までの交戦回数は117回に減少したが、ポクロフスクとのその周辺では激しい戦闘が続いている」と明らかにした。
ロシア軍は15日、ポクロフスク北東の集落を占領したと報告した。
ウクライナ軍はこの集落に言及していないが、地元メディアは16日の報道で、この集落を含むいくつかの集落がロシア軍の攻撃を受けていると報じていた。
ウクライナ軍のデータによると、交戦回数は今年1月に低下したものの、ロシア軍は東部で着実に前進し、複数の集落を支配下に置いているという。