◎ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃は28日目に突入。数十キロにわたる前線で激しい戦闘が続いているものとみられる。
ロシア軍が2日未明、ウクライナの首都キーウに大規模なミサイル・ドローン攻撃を仕掛け、地元当局によると、民間人少なくとも3人が負傷した。
ウクライナ空軍は同日、ロシア軍が発射したミサイル35発のうち22発、ドローン23機のうち20機を撃墜したと明らかにした。
キーウ当局は午前3時頃にテレグラムを更新。「ロシアはキーウに向けて巡航ミサイルと弾道ミサイルを発射した」と書き込んだ。
当局によると、この空爆で3人が負傷、うち1人が入院したという。
ウクライナ大統領府は防空部隊が少なくとも9発の弾道ミサイルと13発の巡航ミサイルを撃墜したと報告している。
ゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領は2日、この攻撃を強く非難したうえで、市内にあるモスクが攻撃を受けたと明らかにした。
またゼレンスキー氏はロシアを「野蛮な連中」と呼び、国際社会に対し、断固とした措置を取るよう改めて強く要請した。
ロシアは先週、8時間以上にわたる攻撃で、少なくとも127発のミサイルと109機のドローンを発射した。
ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃は28日目に突入。数十キロにわたる前線で激しい戦闘が続いているものとみられる。
NATOのストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長はウクライナ軍によるクルスク州への越境攻撃について、「自衛権の範囲内で正当」という認識を示している。