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ロシア軍機がリトアニア領空を侵犯、NATO軍機がスクランブル

リトアニアを含むバルト3国は22年2月にウクライナ戦争が始まって以来、ロシアの動きを注視してきた。
2025年10月23日/ベルギー、首都ブリュッセルのEU本部、リトアニアのナウセーダ大統領(AP通信)

リトアニアのナウセーダ(Gitanas Nausėda)大統領は23日、ロシア軍機がリトアニア領空を侵犯したと明らかにした。

ナウセーダ氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「外務省が首都ビリニュスの在ロシア大使館の代表者を召喚し、この侵犯に抗議する予定だ」と書いた。

またナウセーダ氏は「これは国際法とリトアニアの領土保全に対する露骨な侵害だ」と記し、「欧州の防空態勢強化の重要性を改めて確認させるものだ」と強調した。

ロシア側はコメントを出していない。

リトアニアを含むバルト3国は22年2月にウクライナ戦争が始まって以来、ロシアの動きを注視してきた。

欧州諸国では数週間前からドローン事件はロシア軍機による領空侵犯が相次いでいる。

リトアニア軍は23日の声明で、「現地時間午後6時頃、ロシア軍用機2機がリトアニア領空を約700メートル飛行し、約18秒後に飛び去った」と発表した。

軍用機はロシアの飛び地カリーニングラード州で給油演習を行っていた可能性があるという。

この侵犯を受け、NATOの航空任務に当たっていたスペイン軍機2機がスクランブル発進した。

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