◎タス通信によると、人質にケガはなかったという。
2024年6月16日/ロシア、南部ロストフ州、襲撃事件が発生した拘置所近く(Getty Images)

ロシア南部ロストフ州の拘置所でイスラム国(ISIS)との関係を疑われる複数人が受刑者を人質に取り、その後殺害された。国営メディアが16日に報じた。

ソーシャルメディアで共有された動画には拘置所前の通りに集まった野次馬と治安部隊が映っていた。

タス通信によると、人質にケガはなかったという。

ロシア連邦保安局(FSB)は声明で、「人質を取った犯人は無力化された」と述べたが、それ以上のコメントはない。

国際テレビネットワークRTを含む多くの地元メディアが「何人かの受刑者が射殺された」と伝えている。

RTの記者は「拘置所内から複数回銃声が聞こえた」と報じていた。

タスは治安筋の話しとして、「ペンナイフや警棒で武装した少なくとも6人がロストフ州第1拘置所の中庭に立てこもり、何人かを人質に取った」と報じた。

ソーシャルメディアに投稿された画像には少なくとも2人がISISの旗のように見えるハチマキを巻いていた。

タスによると、中庭に立てこもった何人かは裁判所爆破計画など、最近いくつかの罪で有罪が確定したという。このうちの1人は禁固18年を言い渡されたと伝えられている。

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