◎防空部隊が撃墜したドローンの破片が団地に降り注ぎ、生後3カ月の乳児を含む7人が死亡、8人が負傷した。
ロシア軍がウクライナ南部オデーサ州の住宅地にドローン攻撃を仕掛け、民間人少なくとも7人が死亡した。州当局が2日、明らかにした。
それによると、防空部隊が撃墜したドローンの破片が団地に降り注ぎ、生後3カ月の乳児を含む7人が死亡、8人が負傷したという。
州知事室はSNSに声明を投稿。「イラン製自爆ドローンの破片が住宅地に落下し、アパートを直撃した」と書き込んだ。
ウクライナ空軍は2日、南部地方に飛来したロシアドローン8機のうち7機を撃墜したと報告した。過去24時間で全土に飛来したドローンは17機。うち14機を撃墜したとしている。
一方、東部ハルキウ州政府は2日朝、20以上の集落がロシア軍の砲撃を受けたと発表。死傷者は出なかったが、強いストレス反応を示した住民3人が警察に保護された。
ロシア軍の占領下にある南部ヘルソン州のウクライナ当局は2日、ロシア軍の砲撃により53歳の男性が死亡したと明らかにした。
米シンクタンク戦争研究所はロシア軍の動向について、「東部ドネツク州の要衝アウディーイウカを占領した後、南部と東部前線への攻撃を強化しているように見える」と指摘している。