◎ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃は3カ月目に突入。数十キロにわたる前線で激しい戦闘が続いているものとみられるが、戦況はほとんど明らかになっていない。
2024年11月5日/ウクライナ、南部ザポリージャ州、ウクライナ軍の戦車部隊(AP通信)

ウクライナ南部ザポリージャ州政府は5日、ロシア軍のミサイル攻撃により、少なくとも6人が死亡、23人が負傷し、重要インフラが破壊されたと発表した。

それによると、ロシア軍は電力インフラを狙ったとみられる。詳細は明らかになっていない。

ロシア国防省は5日、西部ベルゴロド州に飛来したウクライナ軍のドローンを撃墜したと発表。同州政府はテレグラムに声明を投稿し、ドローンが市内のアパートを攻撃し、民間人1人が負傷、3棟で火事が発生したと明らかにした。

一方、ウクライナ空軍はロシアが発射した79機のドローンと2発のミサイルのうちドローン48機を撃墜したと報告した。

ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃は3カ月目に突入。数十キロにわたる前線で激しい戦闘が続いているものとみられるが、戦況はほとんど明らかになっていない。

韓国国防省は5日、1万人以上の北朝鮮軍兵士がウクライナ侵攻を支援するためロシアに入り、相当数の兵士が西部クルスク州などの前線地帯に展開されていると報告した。

ウクライナ国防相はこの日、ロシアに配備された北朝鮮軍部隊と初めて交戦したと報告したが、どこで交戦したかは明らかにしなかった。

ゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領も北朝鮮軍部隊と交戦したことを認め、「北のロシア支援は民主主義を脅かし、世界の不安定化に拍車をかける」と非難した。

G7、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの外相は5日、北がロシアに派遣した兵士がウクライナ戦線に投入される可能性に重大な懸念を表明する共同声明を発表。「北の支援が戦争を拡大させる恐れがある」と指摘した。

一方、ロシア国防省は5日、「ウクライナは核兵器を製造することはできないが、ダーティーボム(放射性物質を含む爆弾)を製造することはできると考えている」という見方を示した。

また同省は「ウクライナがそれを戦場で使用すれば、取り返しのつかない事態を招くことになる」と警告した。

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