◎エストニアと同じNATO加盟国であるラトビアとリトアニアも旧ソ連時代の「不要な遺産」と広く受け止められている記念碑を数多く撤去している。
エストニアのカラス首相(Getty Images)

ロシア当局が旧ソ連時代に設置された記念碑の撤去を推進したとして、エストニアのカラス(Kaja Kallas)首相を指名手配した。ロシアメディアが13日に報じた。

それによると、カラス氏や他のバルト諸国高官や議員が指名手配リストに追加されたという。

一部のメディアはカラス氏が数カ月前にリスト入りしていたと報じている。

ロシア当局はカラス氏が第二次世界大戦の記念碑を恣意的に撤去したと非難している。

カラス氏は13日、地元テレビ局の取材に対し、「おなじみの脅し戦術だ」と断じた。「ロシアは架空の逮捕状でエストニアを黙らせることができると思っているのでしょう。私はこれからもウクライナを声高に支持し、欧州の防衛強化を主張し続けます」

エストニアと同じNATO加盟国であるラトビアとリトアニアも旧ソ連時代の「不要な遺産」と広く受け止められている記念碑を数多く撤去している。

ポーランドとチェコも赤軍兵士の記念碑などを撤去した。

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