◎墜落したのはミル8(Mi-8)で、乗客19人と乗員3人が搭乗し、中心都市ペトロパブロフスクカムチャツキー西方の火山周辺を8月31日に離陸したものの、目的地に到着しなかった。
ロシア極東カムチャツカ半島で観光客らを乗せたヘリコプターが墜落した事故について、救助隊は2日、搭乗していた22人全員の死亡を確認したと発表した。
墜落したのはミル8(Mi-8)で、乗客19人と乗員3人が搭乗し、中心都市ペトロパブロフスクカムチャツキー西方の火山周辺を8月31日に離陸したものの、目的地に到着しなかった。
救助隊は翌日残骸を発見。17人の遺体を発見し、残り5人を捜索していた。
国営RIAノーボスチは当局者の話しとして、「ヘリは悪天候により墜落した可能性が高い」と伝えている。
ロシア連邦捜査委員会の地方支部は2日の声明で、「操縦ミスか故障の可能性がある」とし、調査を開始したと明らかにした。
ミル8は1960年代に設計され、ロシアだけでなく、近隣諸国やその他の国でも広く使用されている。
国営メディアによると、同機を運航していたのはカムチャツカ半島に拠点を置く民間航空会社。2021年にも墜落事故を起こしているという。