▽ウクライナ戦争をめぐる緊張が高まる中、ロシアと欧米諸国による外交官の相互追放は近年ますます頻繁になっている。
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ロシア外務省が9日、首都モスクワの在ルーマニア大使館で働く外交官2人に国外退去を命じた。
ウクライナ戦争をめぐる緊張が高まる中、ロシアと欧米諸国による外交官の相互追放は近年ますます頻繁になっている。
ルーマニアは1カ月前に2人のロシア外交官を追放していた。
ロシア外相は声明で、「在ルーマニア大使館の代表を召喚し、国防部門の職員2人をペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定する通告書を手渡した」と述べた。
それによると、この決定はルーマニア外務省の「根拠のない決定」に対応するものだという。それ以上の詳細には言及しなかった。
ルーマニアは先月、1961年の外交関係に関するウィーン条約(公認の外交官とその家族の訴追免除を規定)に反する活動の疑いで、在ロシア大使館の職員2人を追放した。
在ロシア大使館は当時、この決定を「根拠のない非友好的なもの」とし、「ロシアは報復措置を取る権利を留保する」と述べていた。