◎ドイツの入国管理局は先週、ロシア国営チャンネル1(第1チャンネル)の支局長とカメラマンの滞在許可延長を拒否した。
ロシア外務省は27日、ドイツの公共放送ARD系列のドイツ人記者1人とカメラマン1人に国外退去を命じたと発表した。
同省のザハロワ(Maria Zakharova)報道官は定例会見で、「ドイツ当局がチャンネル1職員のベルリン勤務を許可すれば、今回退去を命じたARD職員に滞在許可を出す可能性がある」と語った。
ドイツの入国管理局は先週、ロシア国営チャンネル1(第1チャンネル)の支局長とカメラマンの滞在許可延長を拒否した。
ドイツ外務省は27日、政府がチャンネル1事務所に閉鎖を命じたというロシアの報道を否定した。
また同省は「入管は法に基づき、チャンネル1関係者の滞在許可を延長しなかったと認識している」と述べた。
チャンネル1はロシアによるウクライナ侵攻を受け、2022年12月からEUの制裁下にある。
この制裁によりチャンネル1はEU圏内で放送できなくなったが、ベルリンの事務所で働くスタッフに影響はない。