◎ノルウェー政府は2週間前にスパイ活動を行ったとされるロシアの外交官15人を追放していた。
ロシア、首都モスクワの在ノルウェー大使館(Getty Images)

ノルウェー政府は26日、在ロシア・ノルウェー大使館の職員10人が国外退去を命じられたと明らかにした。

ノルウェー政府は2週間前スパイ活動を行ったとされるロシアの外交官15人を追放していた。

外務省の報道官は声明で、「モスクワの大使館に駐在する外交官10人がペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定された」と述べている。

ロシア外務省は26日、オスロの在ロシア大使館職員15人が追放されたことに抗議するため、駐ノルウェー大使を召還したと発表した。

また同省は「オスロの非友好的な行動に対抗してノルウェーの在外公館に制限を課す予定」と説明した。

ノルウェー外務省の報道官はロシアの決定を「報復措置」と非難。ロシアの在外公館は業務を継続していると述べた。

ノルウェーの隣国スウェーデンも今週、在ロシア大使館の職員5人がスパイ行為に関与したと疑いがあるとして、国外退去を命じた。

デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンの公共放送はロシアがバルト海と北海で民間の漁船・貨物船・ヨットを使ってスパイ活動をしている疑いがあると報道。調査の経緯をまとめたドキュメンタリーを放送した。

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