◎今回の逮捕はウクライナ侵攻における国民や兵士の不満に対処する取り組み、懲罰とみなされている。
ロシア国防省の元次官であるブルガコフ（Dmitry Bulgakov）容疑者が汚職容疑で逮捕された。国営メディアが26日に報じた。
それによると、ブルガコフ容疑者はモスクワ市内で逮捕されたという。裁判所は捜査と裁判が行われるまでの間、容疑者を勾留するよう命じた。
ブルガコフ容疑者は2008年から22年9月まで国防次官を務めた。
当時は兵站の管理などを担当。国防省は当時、ブルガコフ容疑者が別の仕事に就いていると発表していたが、今回、急遽逮捕した。
今回の逮捕はウクライナ侵攻における国民や兵士の不満に対処する取り組み、懲罰とみなされている。
ブルガコフ容疑者はウクライナ軍が東部ハルキウ州で反攻を成功させ、領土を取り戻した直後に解任された。
今年4月には同じく国防次官であるイワノフ（Timur Ivanov）容疑者が職権乱用と収賄の疑いで逮捕されている。
ロシアではこの数カ月で少なくとも7人の軍幹部が詐欺、収賄、職権乱用で逮捕された。
捜査当局は先週、国防相の建設局長を職権乱用の疑いで逮捕した。
