◎7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で9.0%増。6月の8.6%から上昇した。
ロシア中央銀行は26日、欧米諸国の経済制裁がもたらしたインフレを食い止めるため、主要政策金利を2年以上ぶりの高水準に引き上げた。
金利は2%引き上げられ、18%となった。
同行は声明で、「インフレは予想を上回る勢いで加速している」と述べた。
また同行は「内需の伸びは財やサービスの供給を拡大する能力を依然として上回っている。消費者物価指数(CPI)を抑えるためにはさらなる引き締めが必要である」と強調した。
同行はインフレについて、「地政学的緊張(欧米の制裁)による貿易条件の変化によってもたらされている」と指摘した。
7月のCPIは前年同月比で9.0%増。6月の8.6%から上昇した。
同行は今年のインフレ見通しを6.5〜7%に上方修正し、今後の会合でさらなる利上げを検討する可能性があると説明。「当初の目標の4%に戻すためには、以前に想定したよりもかなり厳しい金融環境が必要」と指摘した。