ロシア軍のドローン・ミサイル空爆続く、ウクライナ全土で被害

ロシア軍は18日夜から19日未明にかけてドネツク州、スムイ州、へルソン州、ザポリージャ州、ミコライウ州、オデーサ州などに攻撃を仕掛けた。
2025年7月19日/ウクライナ、南部オデーサ州、ロシア軍のドローンが着弾した団地(ロイター通信)

ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は19日、ロシア軍が300機を超えるドローンと30発超のミサイルによる攻撃を実施したと明らかにした。

それによると、ロシア軍は18日夜から19日未明にかけてドネツク州、スムイ州、へルソン州、ザポリージャ州、ミコライウ州、オデーサ州などに攻撃を仕掛けたという。

ゼレンスキー氏は声明で、南部の港湾都市オデーサ市とその周辺地域でアパートが被害を受けたほか、少なくとも1人が死亡し、子供を含む6人が負傷したと明らかにした。

北東部スムイ州ではエネルギーインフラが被害を受け、数千世帯が停電した。

ウクライナ当局によると、南東部ドニエプロペトロフスク州でも団地とインフラが被害を受けたという。

ゼレンスキー氏は声明の中で、「防空部隊が標的を追跡している。ドローンは空中に残っている」と警告した。

ゼレンスキー氏は18日、ロシアとの和平交渉について、さらなる勢いが必要と指摘。新たに就任したウメロフ(Rustem Umerov)国家安全保障・国防会議書記に対し、交渉路線を強化するよう求めた。

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