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▽プーチン大統領は第2次世界大戦での対ナチス戦勝80年の記念日に合わせて、5月8~10日に72時間の停戦を実施すると一方的に宣言した。
2025年5月8日/ロシア、首都モスクワ、プーチン大統領(右)と中国の習近平 国家主席(AP通信)

ウクライナ政府は8日、ロシアが一方的に宣言した停戦が発効した後、ロシア軍が734回攻撃を仕掛けてきたと明らかにした。

シビハ(Andriy Sybiga)外相はX(旧ツイッター)への投稿で、「ロシアによる一方的に停戦が発効した後、ロシア軍は8日の午前0時から正午までの間に734回停戦を破った」と非難した。

またシビハ氏は停戦を「茶番」と呼んだ。

プーチン(Vladimir Putin)大統領は第2次世界大戦での対ナチス戦勝80年の記念日に合わせて、5月8~10日に72時間の停戦を実施すると一方的に宣言した。

ウクライナ当局によると、停戦が発効した後もロシア軍の砲撃は続き、少なくとも民間人1人が死亡。砲撃は1000キロにわたる前線全域で行われたが、その勢いは前日に比べると弱まったという。

ゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領はより長期の停戦を求めている。

ウクライナ軍によると、北東部スムイ州のロシア国境近くにある住宅地に誘導爆弾が着弾し、民間人1人が死亡、2人が負傷したという。

ロシアメディアは停戦発効後に西部ベルゴロド州などにウクライナのドローンが飛来したと報じている。

ウクライナ議会は8日、米国との鉱物資源協定を全会一致で批准した。これは米国にウクライナの新たな鉱物資源取引への優先的なアクセスを与えると共に、復興投資基金を設立する内容となっている。

ウクライナ政府はこの協定で米国の支援が強化されることを期待している。

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