◎コンクリート製の天井が突然崩落し、14人が死亡、3人が重傷を負った。
セルビア北部ノビサドの鉄道駅入り口の天井が崩落した事故について、地元当局は2日、救助・捜索活動を終了したと発表した。
事故は市内の鉄道駅の入り口付近で1日に発生。コンクリート製の天井が突然崩落し、14人が死亡、3人が重傷を負った。
ブチッチ(Aleksandar Vucic)大統領は1日に放送されたテレビ演説で、「6歳の少女と北マケドニア国籍の市民を含む14人の死亡が確認された」と明らかにしていた。
政府は2日を追悼の日とし、国を挙げて喪に服すと宣言した。
重傷を負った3人の年齢は18~24歳。命に別条はないとのこと。
地元メディアによると、この駅は近年2度改修工事が行われていたという。
野党は2日にこの駅前でブチッチ政権に抗議する集会を開く予定であった。
ブチッチ氏によると、今回崩落した天井は改修工事に含まれていなかったという。
建設・インフラ担当相は公共放送RTSの取材に対し、「天井も改修されていれば、このような悲劇は起きなかったかもしれない」と語った。
天井が崩れた原因は明らかになっておらず、警察が調べている。
当局は重機と約80人の救助隊を投入し、1日の夜遅くまで他に巻き込まれた人がいないか確認。瓦礫の大半を撤去した。