◎事故は市内の鉄道駅の入り口付近で発生。コンクリート製の天井が突然崩落したと伝えられている。
2024年11月1日/セルビア、北部ノビサド、コンクリート製の天井が崩落した駅入り口付近(AP通信)

セルビア北部ノビサドにある鉄道駅の入り口天井が崩落し、少なくとも14人が死亡、行方不明者の捜索が続いている。当局が1日、明らかにした。

内務省は声明で、「救助された3人が重傷で入院し、犠牲者の数はさらに増える可能性がある」と述べた。

また同省は「亡くなった14人の多くが即死状態であった」と明らかにした。

事故は市内の鉄道駅の入り口付近で発生。コンクリート製の天井が突然崩落したと伝えられている。

ブチッチ(Aleksandar Vucic)大統領は演説で、「6歳の少女と北マケドニア国籍の市民を含む14人の死亡が確認された」と明らかにした。

またブチッチ氏は「当局が5人の身元確認を進めている」と述べた。

地元メディアによると、この駅は近年2度改修工事が行われていたという。

野党は2日にこの駅前でブチッチ政権に抗議する集会を開く予定であった。

ブチッチ氏によると、今回崩落した天井は改修工事に含まれていなかったという。

ブチッチ氏は天井が崩落した原因を特定し、「政治的および刑事的責任を明らかにする」と約束した。

現場には100人を超える救助隊や警察官が派遣され、重機を使ってコンクリートを撤去した。

公共放送が報じた監視カメラの映像には天蓋が崩れ落ちる前の人々が駅構内に出入りする様子が映っていた。

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