ルーマニア大統領、自由党党首を首相に指名、連立政権発足へ
新連立政権は来週、信任投票に臨む予定だ。
のイリエ・ボロジャン党首(Getty-Images).jpg)
ルーマニアのニクソル・ダン(Nicusor Dan)大統領は20日、中道右派・国民自由党(PNL)の党首であるボロジャン(Ilie Bolojan)上院議員を次期首相に指名した。
新連立政権は来週、信任投票に臨む予定だ。
次期政権は数週間にわたる交渉の結果、4つの親EU政党で構成される予定である
第1党である中道左派・社会民主党(PSD)のグリンデアヌ(Sorin Grindeanu)党首は他党の首相就任に反対し、2028年の議会選まで各党が輪番で首相を選出するよう提案していた。
チョラク(Marcel Ciolacu)首相は先月、やり直し大統領選で連立与党の統一候補が敗れたことを受け、辞意を表明した。
ボロジャン氏は56歳。県議会議員や市長などを歴任し、24年末から上院議長を務めている。
ボロジャン氏は声明で、「簡単なことではないが、この困難な状況を乗り越え、ルーマニアを正しい軌道に戻すことができると確信している」と述べた。
連立政権はPSD、PNL、ルーマニア救出同盟(USR)、ハンガリー系民族政党UDMRで構成される予定だ。
地元メディアによると、ボロジャン氏は2027年に退任することでPSDを合意したという。