◎ドローンと思われる小さな物体は南東部の黒海付近で検知された。
ルーマニア空軍は17日、正体不明の物体が領空を侵犯したとして、戦闘機4機をスクランブル発進させたと明らかにした。
国防省によると、ドローンと思われる小さな物体は南東部の黒海付近で検知されたという。
空軍のレーダー監視システムは17日の午後5時頃、黒海上空でこの物体を検知した。
ルーマニアはロシアの侵攻を受けるウクライナと650キロの国境を接している。
ロシア軍は黒海とドナウ川沿いのウクライナの標的を攻撃する際、何度かルーマニアの領空に侵入している。
ルーマニア領内ではロシアドローンの残骸が繰り返し発見されている。
未確認飛行物体の侵入を受け、NATO基地のスペイン空軍F18戦闘機2機とルーマニアのF16戦闘機2機が監視のために派遣された。
レーダーはこの物体が黒海海岸沿いの町の近くから領内に入り、内陸14キロまで移動したことを示しているという。
国防省によると、戦闘機は物体を発見できず。物体はまもなくレーダーから消えたという。空軍は18日に物体が消えた地点周辺を再調査するとしている。