◎ルーマニアでは22年2月にウクライナ戦争が始まって以来、領内で何度かドローンの破片を確認している。
2022年2月11日/ルーマニア東部の空軍基地、米軍の兵士(Andreea Alexandru/AP通信)

ルーマニア国防省は25日、ロシアのドローンとみられる残骸が国境近くの集落に落下したと明らかにした。

同国では22年2月にウクライナ戦争が始まって以来、領内で何度かドローンの破片を確認している。

国防省は声明で、「国境付近のウクライナの港湾インフラに対するロシア軍の攻撃を確認した後、校外の集落でロシアドローンの破片が見つかった」と述べた。

それによると、破片はウクライナ南部オデーサ州イズマイルにあるドナウ川の河川港の対岸に位置する集落近くの無人地帯で見つかったという。人的被害は確認されていない。

同省は声明の中で「ロシアは過去2晩にわたり、イズマイル港に攻撃を仕掛けた」と指摘。空軍の戦闘機がスクランブル発進し、国境周辺の状況を確認したとしている。

また同省はこの攻撃を「国際法違反」と非難。不当であり、断じて容認できないとした。

当局はイズマイルの対岸地域に住む住民に警報を出した。

一方、ウクライナ大統領府は25日、ロシア語ではなくウクライナ語の使用を提唱していた元議員が射殺された事件に関連して、18歳の容疑者が拘束されたと明らかにした。

ウクライナ軍参謀本部によると、東部ドネツク州とハルキウ州、南部ヘルソン州とザポリージャ州の数百キロにわたる前線で激しい戦闘が続いているという。

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