◎12月1日はトランシルバニア地方とルーマニア本土が統一された日であり、今年は建国から105年となる。
ルーマニアの首都ブカレストで1日、建国記念日を祝う軍事パレードが行われ、NATO同盟国の部隊も参加した。
地元メディアによると、数万人が市中心部の通りなどに集まり、兵士の行進を見守ったという。頭上では戦闘機やヘリコプターが飛び交った。
12月1日はトランシルバニア地方とルーマニア本土が統一された日であり、今年は建国から105年となる。
1989年の共産主義終焉後、12月1日は祖国統一を記念する祝日となった。
ヨハニス(Klaus Iohannis)大統領はパレード後のレセプションで、「この日は全てのルーマニア人をひとつにする」と述べた。
またヨハニス氏はロシアによるウクライナ侵攻を念頭に置き、「我々は連帯と団結によってのみ、困難を乗り越えることができる」と強調した。「我々は現在、歴史の大きな転換点にあります...」
米国務省は祝辞の中で「NATOにおけるルーマニアのリーダーシップは、特に黒海地域におけるNATO同盟国の集団安全保障を強化するものである」とし、「両国の協力関係はますます明るい」と述べた。