◎爆発はブカレストの北西約30kmに位置する町の給油所で発生。この給油所は家庭用電化製品や車などに使用されるLPG(液化石油ガス)を取り扱っていた。
ルーマニア・首都ブカレスト近郊の給油所で爆発があり、少なくとも1人が死亡、消防士を含む34人が負傷した。地元当局が26日、明らかにした。
それによると、爆発はブカレストの北西約30kmに位置する町の給油所で発生。この給油所は家庭用電化製品や車などに使用されるLPG(液化石油ガス)を取り扱っていた。
地元当局はこの給油所で2度爆発があり、消防士少なくとも26人が負傷したと報告している。
中央政府の報道官は地元テレビ局の取材に対し、「現場で1人の遺体を収容し、負傷者についてはブカレストの病院に搬送され、そのうち1人が重傷」と明らかにした。
中央政府の災害対策本部は26日のプレスリリースで、「最初の爆発から数秒後に2回目の爆発が起きた」と述べている。
それによると、消防士たちは2回目の爆発で負傷したという。
火元は明らかになっておらず、消防と警察が捜査を進めている。
この給油所にはLPGタンクがまだ1機残っており、炎が迫っているようだ。
消防によると、この給油所の近くで生活する市民の多くが自主的に避難したという。また、給油所内にはLPGを満載した別のタンクが残されている。
ソーシャルメディアで共有された動画には給油所に隣接する畑が燃え広がったり、被害を受けたとみられる車両や家屋が映っていた。