▽6人は2023年に設立され、ロシアとつながりがあるとされる犯罪グループの構成員とみられる。警察は5日に6人全員を拘束した。
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ルーマニアの捜査当局は5日、ロシアと結託してルーマニア政府に対するクーデターを企てた疑いで6人を拘束したと明らかにした。
それによると、6人は2023年に設立され、ロシアとつながりがあるとされる犯罪グループの構成員とみられる。警察は5日に6人全員を拘束した。
このグループはルーマニア国家の主権と独立を「政治的に損なう」ことで「国の防衛能力」を低下させるために結成されたとされている。
警察庁は声明で、「情報機関が支援する捜査によって、このグループは現在の憲法秩序の崩壊、政党の解散、そしてメンバーによって形成された新政府の樹立を目指していることが明らかになった」と述べた。
情報機関SRIも声明を出し、「不安定化という目的を達成するため、グループの代表はロシア連邦大使館内の職員に積極的に支援を要請した」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。
それによると、このグループはNATOからの脱退や、新しい憲法、国名、国旗、国歌の採択を交渉することを目的とした軍隊型の組織であったという。
当局はブカレストを含む4地域で8軒の家宅捜索を行い、いくつかの証拠品を押収したとしている。
外務省は同じ日、ロシアとEUおよびNATO加盟国間で緊張が高まる中、在ロシア大使館の外交官2人に国外退去を命じたと明らかにした。
ルーマニアとロシアの崩壊は昨年12月の大統領選でロシアが選挙に介入したという疑惑が強まった後、急速に悪化した。