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▽サハラ砂漠以南の紛争地から逃れた何万人もの移民がアフリカ北西部のモーリタニア、モロッコ、アルジェリア、セルビアからスペインを目指し出港する。
アフリカ北西部、スペイン領カナリア諸島沖、移民を乗せた船(Getty Images)

スペイン内務省は2日、アフリカ北西部のスペイン領カナリア諸島に昨年海路で到着した移民の数が過去最多を更新したと明らかにした。

それによると、4万6843人が船でカナリア諸島に到着したり、沿岸警備隊に救助されたという。

その他の海外領を含むスペイン全体の数は6万3970人で、23年の5万6852人を上回った。

内務省によると、カナリア諸島を除く移民の数は23年比で40%減少したものの、カナリア諸島は23年比で目立った加。マリ、セネガル、モロッコ人の増加が目立った。

サハラ砂漠以南の紛争地から逃れた何万人もの移民がアフリカ北西部のモーリタニア、モロッコ、アルジェリア、セルビアからスペインを目指し出港する。

その大半がスペイン領カナリア諸島を目指す一方、スペイン本土に渡ろうとする者も少なくない。このルートは世界でも最も危険な航路のひとつである。

昨年末にはモロッコ沖でボートが転覆し、少なくとも69人が死亡した。

スペインのNGO「カミナンド・フロンテラス(Caminando Fronteras、CF)」は昨年末、24年1月1日~12月5日までの間に海路でスペインを目指した移民1万457人が死亡または行方不明になったと明らかにした。

その数は23年比で58%増加、過去最多を大幅に更新した。

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