◎王室は首脳らに民間便で入国し、ロンドン西部からバスで会場入りするよう求めている。
2021年6月13日/イギリスのウィンザー城、エリザベス女王とバイデン米大統領(Pool/AP通信)

9月19日に予定されているエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の国葬はイギリス史上最大規模のイベントになるとみられる。

BBCニュースによると、週末に招待状が発送され、国家元首や高官約500人が参列する予定。

王室は首脳らに民間便で入国し、ロンドン西部からバスで会場入りするよう求めている。

国葬は約2200人を収容できるウェストミンスター寺院で行われる予定だ。

BBCは招待状を受け取った国家元首を報じている。

欧州の王室関係者(スペイン、オランダ、ベルギー、デンマークなど)は参列する予定。スペイン国王と王妃、ベルギー国王と王妃、オランダ国王と王妃、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン王室も招待状を受け取ったことが公式に確認された。

ホワイトハウスはバイデン(Joe Biden)大統領とジル(Jill Biden)夫人の参列を確認したが、民間機ではなくエアフォースワンで入国し、専用車で会場入りするとみられる。

トランプ(Donald Trump)前大統領にも注目が集まっているが、会場の収容人数や警備の関係で超VIPでも参列できない可能性がある。

CNNニュースなどはオバマ(Barack Obama)元大統領とミシェル(Michelle Obama)夫人が招待を受けた可能性があると報じているが、公式確認は取れていない。

カーター(Jimmy Carter)元大統領の事務省は招待状を受け取っていないと報告した。

英連邦の首脳は参列する予定。

AUSのアルバニージー(Anthony Albanese)首相、NZのアーダーン(Jacinda Ardern)首相、カナダのトルドー(Justin Trudeau)首相は参列を認めている。

英連邦で国王(女王)の代理を務める総督も首脳と共に参列する予定。

バングラデシュのハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina Wajed)首相とスリランカのウィクラマシンハ(Ranil Wickremesinghe)大統領は招待状を受け取ったとみられる。インドのモディ(Narendra Modi)首相はまだ声明を発表していないが、恐らく参列するとみられる。

このほか、アイルランド首相、ドイツ大統領、イタリア大統領、EUの執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン(Ursula von der Leyen)委員長も招待を受けたとみられる。

韓国大統領、ブラジルのボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領も参列を表明している。

日本の天皇・皇后両陛下、トルコのエルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領、フランスのマクロン(Emmanuel Macron)大統領も参列する予定。

中国の習近平(Xi Jinping)国家主席が招待を受けたかどうかは不明。習主席は今週、カザフスタンとウズベキスタンを訪問する予定である。

BBCによると、ロシア、ベラルーシ、ミャンマーの代表は招待されなかった。イランは駐大使が参列する見通し。

イギリスとロシアの関係はウクライナ侵攻で完全に破綻している。ロシア大統領府のペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は先週、プーチン(Vladimir Putin)大統領の参列は考えていないと述べた。

ロシアの同盟国であるベラルーシのルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領も除外された。昨年2月の軍事クーデターでアウンサンスーチー(Aung San Suu Kyi)氏ら民主指導者を追放したミャンマー軍も同様である。

2022年6月30日/トルクメニスタン、首都アシガバート、ロシアのプーチン大統領(Dmitry Azarov/Sputnik/Kremlin/Pool/AP通信)
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