◎プーチン氏は現在進行中のウクライナ戦争について、「西側の防空システムはオレシュニクを迎撃できない」と改めて主張した。
ロシアのプーチン(Vladimir Putin)大統領は19日、恒例の年末記者会見で新型の極超音速中距離弾道ミサイル「オレシュニク」を自慢し、トランプ(Donald Trump)米次期政権との今後の関係などにも言及した。
質問の中には「ロシアが弱い立場にあることを踏まえ、トランプ次期政権にどう対処するか」というものもあった。
これに対してプーチン氏は「トランプ氏とは4年間話をしていないが、会談の準備はできている」と述べた。「あなたはロシアが弱体化することを望んでいるようだが、私は違う見方をしている」
プーチン氏は現在進行中のウクライナ戦争について、「西側の防空システムはオレシュニクを迎撃できない」と改めて主張した。
またプーチン氏はオレシュニクを称賛し、「西側に勝ち目はない」と言い切った。
プーチン氏はオレシュニクの攻撃目標をウクライナ大統領府に定め、ウクライナが西側から供与された防空システムを設置してミサイルを迎撃するという「実験あるいは決闘」を行ってはどうかと提案した。
オレシュニクは音速の10倍で飛行し、5500キロ離れた目標を攻撃できるとされる。