◎中央アジアのタジキスタンはアフガンと国境を接しており、アフガンで活動するイスラム国(ISIS)関連組織の活動を注視している。
ロシアのプーチン(Vladimir Putin)大統領は28日、タジキスタンのラフモン(Emomali Rakhmon)大統領と会談し、アフガニスタンのタリバンとの関係正常化に向け取り組んでいると言及した。
中央アジアのタジキスタンはアフガンと国境を接しており、アフガンで活動するイスラム国(ISIS)関連組織の活動を注視している。
プーチン氏の外遊はウクライナ侵攻以来初とみられる。
プーチン氏は首都ドゥシャンベでラフモン氏と会談し、地域の安全保障や貿易などについて協議した。
プーチン氏は会談後の声明で、「我々はタジキスタンの安全保障を正常化させる取り組みを推進している」とし、「アフガンの政治勢力と関係を築こうとしている」と述べた。
またプーチン氏は、「ロシアはアフガンの全民族が政治に適切に参加しなければならないという前提条件に基づき動いている」とした。
ロシアはタリバンをテロ組織に指定しているが、タリバンはロシア国内に事務所を置き、サンクトペテルブルグで開催された経済ファーラムにも代表を派遣している。
プーチン氏は29日にトルクメニスタンの首都アシガバードを訪問する予定。